当店ではコースのみという形を採用させて頂いております。

french restaurant　BLUE ROSEでは、「旬」という言葉を大切にしております。

それほど長くはない食材の「旬」を最大限に表現するため、調理法もその食材に向き合ったものにするべきという考えのもと、メニュー構成にさせて頂いております。

 また当店ではフランス料理の技法に加え、和食の考え技法を取り入れフレンチの枠組みにとらわれない「旬」を活かす調理を心掛けております。

フレンチ×和食×徳島の旬を感じて頂けると幸いです。

 french restaurant　BLUE ROSE　chef 西條　皓

クロカンブッシュはフランスのお菓子で、「ごつごつした木」を意味しており、口の中でぱりぱりと砕ける音を表しているとも言われています。「プチシュー」と呼ばれる小さなシュークリームをツリーのように積み上げ、飴やカラメルなどを接着剤のようにして固めて作るもので、フランスでは伝統的なウエディングケーキとされています。新郎新婦は、二人で木槌を使って崩しながら、列席者にクロカンブッシュを配ります。

シュークリームはキャベツの形をしていますが、「シュー」はフランス語でキャベツという意味です。フランス語でのポピュラーな言い回しに「モン・シュー（私のキャベツ）」という言葉がありますが、これは「私の愛しい人」という意味で、恋人や子どもなどに対して使われます。フランスではキャベツは「可愛い」や「愛しい」という言葉の代名詞でもあるのです。欧米では、キャベツ畑から赤ちゃんが生まれるという言い伝えがあり、キャベツは子宝の象徴だと言われています。元々は中世のスコットランドで、未婚の男女がキャベツ畑で目隠しをして恋占いをしたのが由来とする説もあります。言い伝えを基に、子孫繁栄と豊作を祈って作られたクロカンブッシュ。シュークリームは祝ってくれる人たちを指すとも言われ、高く積み上げることで天に近付くほど幸せになれると言われているのです。